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壱岐タケチトのブログ旅行恋愛記

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□ アメリカ旅紀行(ニューヨーク編) □

第16章 運命の出会い~自由の女神はほほ笑みかける③

第16章 運命の出会い~自由の女神はほほ笑みかける③


yun_3380[1]
No.3380 雪の風紋
( Photo by (c)Tomo.Yun )
*この写真はゆんフリー写真素材集より使用させて頂いております。
http://www.yunphoto.net





【すれ違い】

竜也とあおいの様子がおかしくなってきたのは2月の初め頃・・・


竜也は僕にあまりあおいの話をしなくなった。


あおいの話をしなしということは・・・


竜也にはあおいについての考えがある・・・


そう僕は思っていた。


こちらから、あおいのことなどを聞くことはなかった。


竜也から僕に話すまでは何も聞かないことにした。




その夜・・・・


竜也から電話が鳴った。



壱岐
「もしもし・・・」


竜也
「俺だ。起きてたか?」


壱岐
「起きてるよ。どうした?」


竜也
「・・・あおいのことだけどな・・・」


壱岐
「・・・あおいと何かあったか?・・・」


竜也
「・・・あおいとはなかなかうまくいかないな・・・」













あおいとはうまくいかない













そういう感じはあった。


竜也は恋人とうまくいかくなったときは何も相手のことを話さなく所があった。



壱岐
「・・・そうか・・・でも・・・お前にとっちゃ、あおいじゃだめだったのか?」


正直、僕は、竜也とあおいの恋は応援していた。


竜也とはお互いに女の子を紹介し合ったりしていた仲・・・そんな竜也には、本当に幸せになってもらいたかった。


竜也
「・・・理由はない。たぶん、すれ違いだろうな・・・」


壱岐
「・・・すれ違いか・・・・」


竜也
「お互いの価値観の違い・・・そういうのもあるかもな・・・あおいが決して悪い子じゃないのはよくわかっている。あんなにいい子はなかなかいないと思う・・・」


壱岐
「あおい、いい子だよなあ・・・」


僕は心からそう思っていた。


少し話ししたら、だいたいその人がどんな人かはわかる。


もっとも僕はあおいのことをすべて知り尽くしているわけではないが、居酒屋で会った時から、クリスマス会、スキー旅行に行って・・・おとなしい(どちらかといえば陰)、しかし優しく思いやりが強い、そんな風に思えた。


竜也
「俺も4月から転勤になる・・・俺はこれからあおいとどうしたらいいだろうか・・・」


壱岐
「・・・・・・・・・」


珍しく、竜也が意見を求めてきた。


竜也は人生の選択や物事の決定はいつも、人に相談することなく自分で決定する。



”相当に悩んでいる”



竜也からはそんな空気が伝わって来た。




壱岐
「・・・次になかなかそんな出会いはないかもしれないぞ・・・」


竜也
「だよな・・・・」


壱岐
「最後はあおいに対する”お前の気持ち”じゃないのかな?」











自分の気持ち・・・







単純なことかもしれないけど、これ、大切なことだと思う。


結局、相手を思う気持ちが自分にどれだけあるかどうか?


その想いがどれだけ強いかどうか?


結婚して、子供もできた今の僕が思うのは、男性は、結婚なんていうのは、好き、一緒にいたいから結婚する・・・そんなレベルではない。


相手を思う気持ち(配偶者、子供)、たとえ、火の中に飛び込んでも相手(配偶者、子供)を守るぐらいの気持ち・・・偉そうな言い方をするわけではないが少なくとも、これぐらいの気持ちがなければ、家族を守ることはできない・・・
yun_5869[1]
No.5869 「お炊きあげ」
*この写真はゆんフリー写真素材集より使用させて頂いております。
http://www.yunphoto.net



好きな女性にプロポーズするならば、”その女性の命まで引き取る”・・・大げさな言い方かもしれないが、ある意味これぐらいの”覚悟”がなければ、僕は一人前の男として女性にプロポーズなどする資格はないと思う・・・この”覚悟”がなければ、最初は守ることができたとしても・・・いずれ、大切な人を泣かせる日が来るだろう・・・少なくとも僕はこのように考えている。
(偉そうな書き方ですみません。あくまで個人的な考えですが・・・恐らく結婚して、家庭を持っている世の男性はみんな、このように考えていると思います。表面で・・・面と口で向かって奥さんに言わなくても・・・心の中では必ず思っていることだと思います。プロポーズする時の男性の気持ちはみんなこのような気持ちになるものだと思います・・・そうでないとできませんよね、”プロポーズ”なんて・・・笑)





結局、二人の問題・・・


男女の恋路の結末の決定権は二人にある。


他人、第3者にはそのような決定権はない。


他人が他人の恋路の邪魔をしてはいけない・・・
(例えば、ある男女カップルで自分は男女とも友人である。どちらかに、別(カップルとは別の)の恋人ができたとしても(いわゆる二股、浮気)僕は、相手にやめろとも言わず、またその事実を伝えたりはしない。なぜなら、自分が間に入ることによって二人の恋路を破壊することになるかもしれない。結末の決定権はあくまで二人にあるのだから・・・)










竜也
「俺の気持か・・・どうなんだろうな・・・俺の心の奥底にあるあおいへの想いは・・・」



壱岐
「お前、クリスマスにあおいにあげたダイヤのリング・・・あの気持ちは本物じゃなかったのか?」



竜也
「タケチト・・・」

yun_2318[1]
No.2318 「宝石の輝き」
( Photo by (c)Tomo.Yun )
*この写真はゆんフリー写真素材集より使用させて頂いております。
http://www.yunphoto.net




竜也
「クリスマスのダイヤか・・・フフッ・・・あの時の俺の想いは一色だったなあ・・・・・」


[Cover] NANA starring Nakashima Mika (中島美嘉) - 一色 (Hitoiro)
[Cover] NANA starring Nakashima Mika (中島美嘉) - 一色 (Hitoiro)
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壱岐
「竜也・・・お前逃げてるんじゃないのか?
 お前は東京への転勤が近づいている・・・もうすぐあおいと離れ離れになるかもしれない・・・
 でももし、あおいが東京に来ることになったら・・・・」


竜也
「知ったような口を利くんじゃねーよ!お前に俺の何がわかるんだよ!」


竜也は大声で怒鳴る。


どうやら図星のようだ。


まあ、このような怒鳴り合いは昔からあるので、心配することもない。


これぐらいのことで壊れる友情であればもうとっくに竜也との付き合いはない。


壱岐
「俺は、きちんとお前にあおいと向き合ってもらいたいだけだ。
 あおいを東京に連れて行く覚悟があるのなら、その想いをあおいに伝えたらいいんじゃないの?
 そのつもりがないなら・・・さっさとあおいを楽にしてあげたらどうだ?
 これ以上、引き延ばすことも・・・あおいも苦しめることになるんだぜ・・・」


竜也
「そんなこったー承知の上だ・・・だから、お前に電話したんだろ・・・・」


壱岐
「まあな・・・でも・・・それは俺の意見じゃなく、竜也・・・お前が決めろ・・・
 あおいへの気持ちはお前自身の中にある・・・お前次第じゃないのか・・・
 どうせ、転勤のことはあおいにはまだ言っていないんだろう?」


竜也
「・・・あおいに言う必要はない・・・・・」


壱岐
「お前らしいぜ・・・まあ、決着は早めにつけろよ・・・・
 もうお前に残された時間はないから・・・」


竜也
「・・・答えは出てるんだけどな・・・」


壱岐
「まあ最後に・・・お前ならあおいをしっかり守ってやれると思っていたんだけだなあ・・・
 お前がクリスマスにダイヤリングをあおいに渡した時のお前の目に・・・あおいへの強い思いを感じていたから・・・」



竜也
「・・・切るぞ・・・」



ガチャッ


電話は終わった。


なぜか、親友の恋を終わらせたくなかったのが本心であった。


あおいもよく知っていたから・・・・それだけが理由ではないと思う・・・


自分も独り身である・・・


他人の恋人ごっこなど付き合う余裕はない・・・


それなのに・・・


どうして、人は他人の恋に関わるのだろうか・・・・


本当は自分が一番、寂しい時期であったのにも関わらず・・・


yun_599[1]
No.599 「夕暮れ散歩」
( Photo by (c)Tomo.Yun )
*この写真はゆんフリー写真素材集より使用させて頂いております。
http://www.yunphoto.net













【永遠が見える日】


リリリーン


鳴り響く携帯電話・・・


着信の名前・・・





”あおい”






それは竜也と電話してから数日後・・・


突然の電話だった。




僕は、当時、N営業所に配属されていたため、徳島市内よりは結構、離れていた場所に勤務していた。


その電話が鳴ったのは、N営業所を出て駐車場まで歩いて行っている途中のことだった。


あおいの電話番号を登録していたのは、先月の1月にスキー旅行に行った時・・・


自社ツアーの旅行だったため、僕は緊急時のために参加者全員の友人の携帯電話を登録していた。


消す必要もないと思い、全部そのままにしていた。





”あおい”の電話に驚いた。


竜也がいるのに、僕に電話する用事などないはず・・・


壱岐
「もしもし・・・」


あおい
「あっ・・・タケチトさん・・・・夜遅くごめんね・・・今、仕事かな?」


壱岐
「いや、今、終わってこれから帰るところだけど・・・どうしたの?」



あおい
「ちょっと、タケチトさんと話したいことがあって・・・これから会えないかな?」


壱岐
「これから?どうしたのいったい・・・」


あおい
「竜也のことで・・・・うっ・・うっ・・・」



あおい、泣いている・・・


だいたい見当はつくが・・・


女の子に泣かれるのは苦手だった。


男が泣いている女の子を放って置くことは物理的不可能なことである。








「女性の笑顔は最大の武器、涙は最後の武器!」
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僕は名言集で上のような名言を読んだことがある。


最もなお言葉だ。


女性の涙ほど強力な武器はない・・・



川嶋あい - ガラスの心
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壱岐
「わかった。今からN営業所を出るから、1時間もあれば徳島に行くと思うよ。どっか店にでも行くわ。」


あおい
「タケチトさんは夕食は?」


壱岐
「ああ、夕食ね・・・まだだけど・・・」


あおい
「わたしもまだだから・・・・じゃあ、一緒に何か食べようか?」


壱岐
「・・・・いいけど・・・・あおいさんは何が食べたいの?」


あおい
「私は何でもいいよ・・・タケチトさん決めて・・・」


壱岐
「わかった・・・・じゃあ、寒いからラーメンでも食べに行く?」


あおい
「寒いからあたたまるーねー!いいよ、ラーメンにしよう!」


壱岐
「じゃあ、8:30にTラーメン屋で。」


あおい
「わかった・・・・じゃあ待ってるね・・・」



あおいからの電話を切った僕は・・・複雑な思いだった・・・・


親友の恋人と二人で会う・・・


あおいは友人・・・友人の相談を聞くのは当然であるが・・・


しかし・・・僕は罪悪感に覆われたのだった・・・





苦悩する竜也・・・


そして、あおいの涙・・・




神様・・・


僕は間違っているのですか?


教えてください・・・


どうか・・・









しかし・・・














あおいには・・・














この時から・・・














感じていたのかもしれない・・・














”永遠が見える日”を・・・




永遠が見える日 (album version)  松任谷由実
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思い悩む竜也・・・・・・


あおいの見せた涙・・・・


二人の重ね続けた想いは、想い出に変わるのだろうか?・・・


そして・・・


壱岐とあおい・・・


二人の間に生まれるのは友情か?


それとも・・・・?


どうぞ次回もご覧ください!
2010年10月19日
壱岐タケチト
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Date:2010/10/19
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